トップチームで出番増えぬプッチ photo/Getty Images
自分より若い10代プレイヤーたちは出番を得ている
ティキ・タカを誰よりも愛するシャビ・エルナンデスが指揮官に就任してから3試合。思うように出番を得られていない者がいる。
バルセロナのカンテラ(下部組織)出身のMFリキ・プッチだ。
シャビ就任当初は出番が増えるのではとの予想もあった。前指揮官ロナルド・クーマンの信頼は掴めなかったが、テクニックの高いプッチはシャビの理想に合うMFと考えられていたからだ。
しかし、ここまでの3試合で出番は1度のみ。それもエスパニョール戦で与えられた12分のみだ。
チャンピオンズリーグのベンフィカ戦、27日のビジャレアル戦はベンチに座ったままゲームを終えることになり、今のところは状況が変わっていない。
22歳を迎えたプッチにも思うところはあるだろう。自分より若い17歳のガビ、19歳のニコ・ゴンザレスといった選手たちが中盤で出番を得ており、ウイングの位置では19歳のアブデ・エザルズーリ、18歳のユスフ・デミアといった選手たちも先発の機会をもらっている。
カンテラでも有望株と考えられていたプッチにとっては足踏み状態で、なかなかスタメンに割って入れない。以前はアンドレス・イニエスタとの比較もあった選手だが、シャビの下で出番を増やしていけるのか。今の状態が続くようであれば、クラブでの将来を考えるべきだろう。