チェルシーで出場時間を延ばすツィエク photo/Getty Images
マンU戦では3試合ぶりのスタメン出場
今季プレミアリーグで首位を走るチェルシーで、序盤戦は出番がなく放出候補にも挙げられたハキム・ツィエクが、ここ数試合では主力として活躍している。彼は連戦となるプレミアを乗り切るための起爆剤となるだろうか。
昨季アヤックスからチェルシーへと加入するも、23試合で2得点3アシストと期待通りのプレイはできなかった。再起を図った今シーズンは、UEFAスーパーカップのビジャレアル戦でゴールを決める上々の滑り出しを見せるも、プレミアリーグ開幕後はサブに甘んじてしまい、リーグ初スタメンは第10節のアストン・ヴィラ戦までなかった。
そのため放出候補にまで挙げられ、今冬に移籍の噂もあったツィエクが、ここにきて結果を残している。今季はカラバオカップやUEFAチャンピオンズリーグを主戦場としていたが、カラバオ杯4回戦のサウサンプトン戦でアシストすると、CL第4節のマルメ戦では得点を決める。
さらに第12節のレスター・シティ戦では途中出場から、チームの3点目となるクリスティアン・プリシッチのゴールをアシストするなど、好調ぶりを発揮。第13節のマンチェスター・ユナイテッド戦では今季リーグ3度目となるスタメン出場を果たし高パフォーマンスを披露した。
プレミアリーグはここから連戦が続いていく。チェルシーは12月には全コンペティション合わせて9試合を行う過密日程だ。総力戦がものをいうこの期間にツィエクの状態が上がっているのは非常に大きい。序盤戦にフル稼働して披露によりクオリティが落ちてくる選手も出てくる12月。チームの底上げにはツィエクのような存在が必要になってくる。
スピードとテクニックで相手を翻弄してゴールやアシストへとつなげていくツィエク。