アタランタで覚醒したパシャリッチ photo/Getty Images
セリエAで二桁得点奪えるMFに
クロアチア代表の中盤で新たなリーダーになっていけるだろうか。
アタランタで評価を伸ばし続けているのがMFマリオ・パシャリッチだ。
26歳のパシャリッチは若い頃より注目されてきた188cmの大型MFで、2014年にはチェルシーへ移籍。そこからはレンタル移籍を繰り返すキャリアを送ってきたのだが、アタランタにレンタル移籍した2018年より覚醒。
得点を奪えるMFであるところが魅力で、先日のヴェネツィア戦ではハットトリックを記録。今季のセリエAでは15試合に出場して7得点6アシストと爆発している。攻撃的なアタランタで素質が完全開花した格好だ。
若い頃から得点力のあるMFではあったが、このペースならば2019-20シーズンに記録したセリエAでのキャリアハイである9得点を超えてくるだろう。
クロアチア代表の方では19歳だった2014年にデビューを済ませているが、クロアチアといえばルカ・モドリッチやイヴァン・ラキティッチなど優秀なMFを抱えてきた。パシャリッチがクラブで伸び悩んできたこともあり、代表の方ではなかなか主力になれなかった。
しかし、そろそろパシャリッチが主役になってもいい頃だろう。時間はかかったが、昨年のスイスとの親善試合で代表初得点を記録。そこから継続的にネットを揺らしており、今夏のEURO2020でも得点を奪った。
大ベテランとなったモドリッチもそう遠くないうちに代表を離れるはずで、クロアチア代表には新たなリーダーが必要だ。
モドリッチとはタイプが異なるが、アタランタで才能が開花したパシャリッチはそのリーダーにふさわしい存在のはずだ。
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