今夏ドルトムントに加わったコベル photo/Getty Images
ドルトムントが求めてきた頼れる守護神へ
ドイツ・ブンデスリーガでは、4日にドルトムントVSバイエルンの首位攻防戦が行われる。
現在はバイエルンが勝ち点31で首位、それを勝ち点30で2位ドルトムントが追いかけている状況で、前半戦ながら重要な首位攻防戦となるだろう。
豪華な両チームの攻撃陣も注目だが、GKのことにも触れておきたい。
バイエルンはマヌエル・ノイアーが絶対的な存在となっているが、ドルトムントの方も今季はGKが高い評価を得ている。今夏にシュツットガルトから加わった23歳のスイス人GKグレゴール・コベルだ。
シュツットガルトといえば日本代表MF遠藤航、伊藤洋輝もプレイしているクラブだが、コベルは昨季シュツットガルトにてリーグ4位となる104セーブを記録。シュツットガルトは9位でフィニッシュしたが、コベルもそれに大きく貢献していた(数字は『WhoScored』より)。
今夏にはドルトムントにステップアップすることになったわけだが、独『Sport1』は若きコベルをノイアーの後継者候補になれる可能性もあるとまで称えており、バイエルンとの優勝争いにおけるXファクターになるかもしれないと注目している。
近年のドルトムントはGKに不安もあったが、若いコベルがフィットしたのは大きい。ブンデスリーガではボルシアMGにてスイス代表の先輩GKヤン・ゾマーが活躍しているが、コベルもA代表で守護神になれる逸材だろう。
バイエルンとの対戦となれば、相手の猛攻は避けられない。失点を抑えることが勝利への最低条件だが、若き守護神がカギとなるのか。