ベルギーで成長を続ける伊東 photo/Getty Images
今季もスピードに乗ったドリブルが効いている
日本が誇る韋駄天ウイングは、ベルギーの地でトップレベルのアタッカーへと成長した。
2019年2月に柏レイソルからヘンクへ移籍した日本代表FW伊東純也だ。
伊東といえば爆発的なスピードが武器だが、今季はここまでチームトップとなる22回のドリブルを成功させており、アシストの方もリーグで6番目に多い6アシストを記録している。
右サイドを疾走する伊東、そして最前線に構える201cmの巨人FWポール・オヌアチュのコンビはヘンクのホットラインとなっており、今季伊東が決めた6アシストのうち4つはオヌアチュのゴールをアシストしたものだ。
ベルギー『Het Laatste Nieuws』にて、クラブのディミトリ・コンデTDも伊東のことを絶賛する。
「ジュンヤは過小評価されている選手だが、誰もが彼を恐れている。彼らは我々にとって非常に重要な選手だ」
ベルギー『Walfoot』も伊東をベルギー国内リーグにて最高のウイングの1人になったと称賛しており、2年半のベルギー生活で確固たる地位を築くことに成功した。
日本代表の方でも東京五輪の影響があり、2列目では堂安律や久保建英の方が話題になることが多かった。日本サッカーファンの間でもやや過小評価されているところがあるかもしれない。
しかし伊東は森保ジャパンの右サイドでも1番手になれる逸材で、11月のアジア最終予選では日本を救う2ゴールを決めてくれた。ようやく評価も上がってきたはずで、堂安らを押し退けて伊東が右サイドを我が物としても何の不思議もないだろう(数字は『WhoScored』より)。