札幌で輝きを放つ小柏 photo/Getty Images
札幌のルーキーが初招集
国内組のメンバーのみの招集となった日本代表で、初招集となった選手が北海道コンサドーレ札幌の小柏剛だ。今年の1月には明治大学の選手として全国大会を戦っていた小柏が、1年後に日本代表メンバーの一員となった。
大宮アルディージャユースから明治大学へ進学し、4年生の昨季はエースとして活躍する。札幌でも強化指定選手として4試合に出場すると、ルーキーイヤーとなった今季は30試合7ゴールとレギュラーを獲得。札幌の前線で欠かせない存在へと成長を果たす。
武器は圧倒的なスピードとキレのあるドリブルだ。一瞬のスピードとドリブルで相手を抜き去り、ゴールへとつなげていくFWである。また167cmと小柄ではあるものの、フィジカルが強く前線で起点となるシーンや、中盤へ下りてビルドアップへ参加することもも見受けられる。
そんな小柏を代表ではどのように起用するべきだろうか。FIFAワールドカップのアジア最終予選ではスピードのあるFWを比較的サイドで使う傾向が見られる森保ジャパン。小柏もサイドからスピードやドリブルを活かした攻撃を見せることは可能だろう。しかし札幌で見せる良さを活かすには、最前線での起用が良さそうだ。
浅野拓磨も一瞬のスピードを武器にして、日本代表ではサイドで起用されている。小柏は前線での動き出しや粘り強さなどはFWで見てみたい。