今冬の欧州行きが噂されるアルバレス photo/Getty Images
有力なのはセリエA行きか
エディンソン・カバーニとルイス・スアレスの次を担う存在として注目を集めているウルグアイの才能は、今冬どのような決断を下すのだろうか。南米屈指の実力を持った若きストライカーが、欧州で人気銘柄となっている。
そのストライカーとは、ウルグアイのCAペニャロールに所属するFWアグスティン・アルバレス(20)だ。伊『caliciomercato』によると、現在の同選手にはインテルやACミラン、フィオレンティーナ、そしてレアル・マドリードが獲得に興味を示しているという。なかでもミランは積極的に動き出しているようで、すでに彼の代理人とは接触済みのようだ。
今季はペニャロールで公式戦40試合に出場し、驚異の23得点を記録しているアルバレス。すでにウルグアイA代表にも選出されており、現在の彼は南米におけるトッププロスペクトのひとりとして認識されている。身長は180cmとそこまで大きいわけではないものの、体幹の強さを感じされるフィジカル勝負は得意。それでいて、オフ・ザ・ボールの動きも秀逸だ。相手DFの死角から飛び出す技術や献身的なプレスを敢行する点は、まさに“ウルグアイ産のストライカー”といった印象が残る。
そんな優秀なアルバレスだけに、移籍するとなればしっかりと多くの出場機会を見込めそうなクラブを選択したいはず。となると、候補はセリエA勢になってくるのだろうか。
レアルは最前線の中央にカリム・ベンゼマというエースが君臨しており、移籍しても出番は限られることが予想される。その一方で、インテルやミランはそれぞれエディン・ジェコ(35)とズラタン・イブラヒモビッチ(40)といったCFが高齢。
こうした各クラブの状況を見てみると、やはりアルバレスが向かうのはイタリアというのが濃厚になりそうだ。近頃は将来有望なストライカーが多数出現しているセリエA。アルバレスもその流れに続くとなると面白い。