来季の柏に大谷の後を継ぐ人材は現れるか photo/Getty Images
主将の偉大さを改めて感じた2021年
はたして、来季の柏レイソルに偉大なバンディエラの後継者となる存在は現れるのだろうか。現在の同クラブに求められているのは、ピッチ上でチームを引っ張る絶対的なリーダーだ。
2021年シーズン、明治安田生命J1リーグを15位で終えることとなってしまった柏。この結果を招いた要因はいくつか考えられるものの、最も深刻な問題は早い時間の失点などでゲームプランが崩れた後にチームの意思統一が思うようにいかなかった点だろう。
「一人ひとりの考えにズレがあるし、そういった部分の共有ができていなかったことが今シーズンの結果に出ました」
最終節・大分トリニータ戦後にはDF古賀太陽もこのように語っており、2021年の柏は90分間のなかで選手それぞれの思惑が一致しない場面が多かった。目指すべきものが何かを共有できなければ、やはり勝利を掴み取るのは難しい。今季はそれを痛感させられるシーズンだったと言っていい。
では、この問題を改善するにあたり、最も必要なものは何か。やはり、それは各場面でチームがなすべきことを的確にまとめ、迅速に味方へ伝達できるリーダーだろう。
以前までは、その役割を主将であるMF大谷秀和が担っていた。長きにわたってレイソルをまとめ上げてきたバンディエラは、常にピッチ上を見渡し、その時々でチームに必要なことを実行する能力に長けている。しかし、今季の同選手は右足首の手術を行った影響により、長期離脱を強いられることに。その結果として、柏はピッチでチームの方向性を定めることができる人材が不在となってしまった。FWオルンガやMF江坂任の退団も痛かったが、それ以上に大谷の不在は痛かったと言わざるを得ない。
加えて、大谷ももう36歳。1年を通してフル稼働するのは難しい年齢となってきただけに、より後継者の出現は待たれるところ。そのポストに就くことが期待されるのは、今季ゲームキャプテンを務めることの多かった古賀や最終ラインから臆することなくチームを鼓舞することのできる上島拓巳だろうが、はたして2022年のレイソルを引っ張るのは誰になるのか。次世代を担う戦士たちの奮闘が待たれるところだ。

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