神戸へと移籍を決めた photo/Getty Images
山口蛍とは7年ぶりにコンビ復活も
ヴィッセル神戸は横浜F・マリノスから扇原貴宏の獲得を発表した。山口蛍との中盤コンビが神戸にて復活することとなった。
セレッソ大阪のアカデミー出身の扇原は、2010年にトップチーム昇格して2012年には29試合に出場するなど頭角を現す。同年に開催されたロンドンオリンピックにも出場した扇原は、C大阪のチームメイトだった山口との中盤でコンビを組み、攻守において大きな存在感を放った。
2016年に名古屋グランパスを経て翌年に横浜FMへと移籍し、レギュラーをつかむ。2019年には主力としてJ1優勝に貢献。今季は31試合に出場しており、チームに欠かせない1人となっている。
長短どちらも正確なキックを蹴れる扇原は、中盤の配球役としてC大阪や横浜FMで活躍する。3列目からでもラストパスを出せるレジスタは、神戸でアンドレス・イニエスタと並ぶチームの司令塔としての輝きに期待できる。またイニエスタは巧みな動き出しからゴールを奪うことも可能なため、扇原のパスにイニエスタが抜け出すシーンも見られるだろう。
さらにC大阪時代でコンビを組んだ山口とも7年ぶりにチームメイトとなる。日本代表でもともにしたMFとのコンビ復活は、扇原にとってよりプレイしやすい環境だろう。AFCチャンピオンズリーグ制覇を狙うチームにおいて、配球役である彼の獲得は大きな補強となった。