《ハットトリック11回》も決める異次元の世界 9年前のメッシ...の画像はこちら >>

無敵状態だった2012年のメッシ photo/Getty Images

候補としてはムバッペ、ハーランドあたりに期待がかかるが……

18日のヴォルフスブルク戦で1得点を記録し、2021年の1年間で奪った得点数を69点まで伸ばしたバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキ。これは2013年にFWクリスティアーノ・ロナウドが達成したのと同じ数字で、2021年のレヴァンドフスキも手がつけられなかった。



しかし、上には上がいるものだ。米『ESPN』が改めて取り上げたのは、2012年のリオネル・メッシだ。この年のメッシは1年だけで91得点を記録しており、レヴァンドフスキやロナウドでも届かぬ驚異のゴールラッシュだった。

SNS上では、「この数字はクレイジー」、「おそらく今後誰も届かないだろう」といった意見が挙がっており、メッシの年間91得点を上回ってくる者はそうそう現れないだろう。可能性があるとすればドルトムントで成長するFWアーリング・ハーランド、パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペくらいか。両者とも順調に成長しているように見えるが、それでも年間91点超えはハードルが高い。

メッシとロナウドは常に全盛期というイメージだが、数字で見るならば2012年のメッシは1つの全盛期だったのかもしれない。2011-12シーズンはリーグ戦で2位、チャンピオンズリーグでは準決勝でチェルシーに敗れるなど満足のいくシーズンではなかったものの、2012年に入ってからのメッシは制御不能だった。

チャンピオンズリーグでレヴァークーゼン相手に5点決めたり、ブラジル相手にもハットトリックを決めている。

2012年のメッシはハットトリックだけでも11回決める大暴れだったが、それくらいのペースでなければ91点の壁は超えられないのだろう。果たしてこの数字を超える者は現れるのか。100年近く出てこなくとも驚かない数字だ。

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