アメリカで長くプレイしたブラッドリー・ライト・フィリップス photo/Getty Images
ショーンとは違うキャリアに
長くプレミアリーグのサッカーを見てきたファンは、ショーン・ライト・フィリップスという選手を知っていることだろう。マンチェスター・シティやチェルシーでプレイし、イングランド代表でも30試合以上こなした小柄なスピードスターである。
その圧倒的なスピードは国内でも人気を集めたが、ショーン・ライト・フィリップスには義理の弟がいるのをご存知だろうか。4歳下のFWブラッドリー・ライト・フィリップスだ。
ブラッドリーの方を知っているサッカーファンはあまり多くないかもしれない。ショーンと同じくマンCのアカデミーに入ったものの、プレミアリーグではほとんど実績を残せなかった。イングランド代表歴もゼロだ。
ただ、ブラッドリーは欧州ではなくアメリカ・MLSでその才能を開花させた。2013年にアメリカのニューヨーク・レッドブルズに加入すると、そこから急激なペースで得点を量産。ロサンゼルスFC、コロンバス・クルーと渡り歩きながら、MLSでは通算234試合で117得点も記録した。1試合平均0.5点というハイペースぶりだ。
この117得点という数字は、MLSでは歴代得点ランキング6位の数字となっている。MLS史上最多得点記録の持ち主は2005年から昨年まで現役を続けた元アメリカ代表FWクリス・ウォンドロウスキだが、こちらは413試合に出場して171得点となっている。ペースはブラッドリーの方が上で、もっと長くMLSでプレイしていれば史上最多得点者になれたかもしれない。
そんなブラッドリーは、昨年をもってコロンバス・クルーとの契約が終了。現在はフリーとなっている。36歳となったブラッドリーがプレイを続けるのは難しいかもしれないが、それでもMLSで残した数字は見事だ。サッカー界ではショーン・ライト・フィリップスの方が有名だろうが、アメリカ国内においてはブラッドリーもレジェンドFWとして記憶されていくことだろう。

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