今季は浦和でプレイした西 photo/Getty Images
札幌の練習へ参加している西
浦和レッズは今オフ、槙野智章や宇賀神友弥ら30歳を超える選手たちとの契約を満了し、新たに13選手を迎え入れるなど改革を進めている。
さらに昨季よりチームに加入した西大伍の退団を発表。
右SBやサイドハーフを主戦場とする西は、北海道コンサドーレ札幌で2007年にデビューする。2011年に鹿島アントラーズへ移籍するとレギュラーを獲得し、同年には日本代表に招集されるなど大きな飛躍を遂げる。2019年にはヴィッセル神戸へ移籍すると、クラブ初タイトルとなる天皇杯優勝に貢献し、浦和でも天皇杯優勝を経験するなど鹿島移籍後はタイトル獲得を経験してきた。
もともとはMFだったこともあり、足元の高い技術を持っている西。右SBから高精度のクロスを供給することもでき、昨季は浦和で19試合3アシストを記録しており、攻撃においても存在感を発揮することができる。
そんな西は現在古巣の札幌の練習に参加しているようだ。北海道出身の彼が地元のクラブへの凱旋するシナリオもあるかもしれない。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で、ポゼッションスタイルを続ける札幌では、西のような技術力の高いDFは貴重な存在だろう。[3-4-2-1]ではWBでの起用が増えそうだが、技術力とハードワークを苦にしない西は戦力になるはずだ。各クラブでタイトルを獲得してきた男が、古巣をタイトルに導くこととなるのだろうか。