序盤に伊東(右)が抜け出したシーンも準備されていたプレイなのか photo/Getty Images
少なくとも2つチャンスを作っている
日本代表は27日にワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選の第7節中国戦を行い、2-0で見事に勝利を収めた。同日に開催された3位オーストラリア対6位ベトナムの一戦は4-0でオーストラリアが快勝しており、2位の日本としては差を広げられなかったが、このままの勢いで次節サウジアラビア戦でも白星を挙げたい。
そんなサムライブルーだが、中国戦では多くの試みが行われた。特にセンターバックはアクシデントも重なったが、結果的には板倉滉と谷口彰梧というここまで起用してこなかった選手を使いクリーンシートを達成している。日本は優秀な選手が多くいるだけに、今後もこういったテストを行って欲しい。
次に目立ったのは準備されたであろうリスタートからのプレイだ。6分のシーンでは素早いスローインのリスタートから右サイドの伊東純也が抜け出し、そのままシュートを放っている。こういった相手の虚を突くプレイをより増やすことができれば、日本代表の問題点である得点力不足の解消にも繋がるか。
20分の右サイドからのコーナーキックでは屈強な選手が集まる空中戦ではなく、キッカーの伊東はグラウンダーのボールをマイナスに蹴り込み、最後はフリーの南野拓実がボックス内で合わせている。残念ながらキックはミートせず、シュートは枠を捉えきれなかったが、こういったデザインされたプレイはより増やすべきだ。
今年の1月には元栃木SCからセットプレイコーチとして菅原大介氏を招聘しているサムライブルー。反町技術委員長は「ゴールキックやスローインでも、流れが変わるくらいサッカーは細分化されている。新しいトライとして踏み切った」とセットプレイの重要性を語っている。実際にそのスローインから好機を生み出しており、得点には繋がらなかったが、セットプレイからの攻撃は今後の日本の武器となるのだろうか。

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