バイエルンを長年支えてきたミュラー photo/Getty Images
いつかはクラブを離れる時がくる
若手が増えてきているとはいえ、今のバイエルンはまだまだベテランの力が大きい。GKマヌエル・ノイアー(35)、FWトーマス・ミュラー(32)、FWロベルト・レヴァンドフスキ(33)のセンターライン3名は存在感が大きく、特に攻撃面はミュラーとレヴァンドフスキが抜ければ大幅な戦力ダウンとなる。
いつかは彼らもバイエルンを離れる日がくることになり、その際は穴を埋めていかなければならない。ノイアーは今でも世界トップレベルのGKであり、レヴァンドフスキは今が全盛期と呼べる活躍ぶりだ。そしてミュラーもチャンスメイクを連発しており、1.5列目でのポジショニングセンスも抜群だ。穴埋めは簡単ではないだろう。
中でもミュラーの存在を称えるのは、バイエルンの若き攻撃的MFジャマール・ムシアラ(18)だ。今やバイエルンでも主力の1人となったムシアラだが、ミュラーの代役を務めるのは不可能だと語る。
「トーマスは素晴らしい人物であり、選手だ。彼のような選手はいないよ。彼のプレイスタイル、役割は他の誰にも代わりが務まらないものだ。もし僕が彼のポジションに入るなら、自分のスタイルを持ち込むね」(ブンデスリーガ公式より)。
ミュラーは今季もすでにリーグ戦で16アシストを記録しており、そのチャンスメイク力は世界屈指だ。チームメイトをまとめるリーダーシップもあり、代役を見つけるのは困難だろう。