アーセナルで高い評価を得る冨安 photo/Getty Images
世界的な評価を得ようとしている
現世界最高の右サイドバックは誰なのか。No.1を選ぶのは難しいが、米『ESPN』は3人の候補者がいると主張する。
リヴァプールでアシストを量産するイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド、マンチェスター・シティで攻撃性を存分に発揮するポルトガル代表DFジョアン・カンセロ、そして現在開催されているアフリカ・ネイションズカップでもモロッコ代表の主力として戦うパリ・サンジェルマンDFアクラフ・ハキミの3人だ。
この3人に共通しているのは、いずれもサイドバックとは思えぬ攻撃力を備えていることだ。現代のサイドバックは高い攻撃力を備えた選手が多く、それが1つの条件になっているのは間違いない。
しかし、この選出には世界のサッカーファンから様々な声が挙がっている。チェルシーのイングランド代表DFリース・ジェイムズ、マンCのイングランド代表DFカイル・ウォーカーもふさわしいといった意見が出る中、何とアーセナル所属の日本代表DF冨安健洋を推す声も出ているのだ。
もちろんアーセナルサポーターからの意見だが、今の活躍ぶりを見れば候補に挙げてもおかしくはないだろう。ハキミやアーノルドほど攻撃面で違いを作れるわけではないが、守備面は彼らより上と言っていい。
アーセナルでの数字を見ると、冨安はタックル成功数がチーム1位の30回、空中戦勝利数もチーム1位の43回、インターセプト数はDFベン・ホワイトに次いでチーム2位の19回を記録するなど、守備面の数字は見事と言うしかない(数字は『WhoScored』より)。
攻撃の方も試合を重ねるごとに良くなっており、チャンスメイクする機会も増えている。冨安は右サイドバック専門のプレイヤーではないものの、現世界TOP10には挙げていいのではないか。
「冨安健洋。この名前を覚えておけ!」
「彼はモンスターだ」
SNS上ではサポーターからこのような声も挙がっており、今季前半戦だけですっかり人気者となっている。