ノッティンガム・フォレストで出場機会を得るガーナー photo/Getty Images
視野が広く、キック精度の高い
期待の若手であるアントニー・エランガが台頭するなど今季も若手の活躍が目立つマンチェスター・ユナイテッドだが、来季にはさらにヤングタレントが増えることになるかも知れない。イングランドの実質2部であるチャンピオンシップで戦うノッティンガム・フォレスト所属のMFジェイムズ・ガーナーだ。
2009年からマンUの下部組織でプレイするガーナー。昨季はワトフォードに貸し出され、今季はノッティンガム・フォレストに加わっており、継続した出場機会を得ている。4-1で勝利したFAカップ、レスター・シティ戦でも出番を得ており、ジャイアントキリングに貢献している。
中盤を本職とするガーナーは、ノッティンガム・フォレストではダブルボランチやトップ下としてピッチに立っている。以前から期待されていた未来のスター候補であり、レスター戦では彼の持つパスセンスが輝いていた。基本的に視野が広く、正確なキック精度と合わせてチームの攻撃を操っている。相手からのプレッシャーにも強い選手で、レスターは何度もガーナーにプレッシングを無効化されていた。守備でも頑張れる選手であり、期待できるゲームメイカーだ。
そこで期待したいのは、来季のトップチーム復帰だ。今のマンUの中盤はクオリティ不足が囁かれており、特にビルドアップの改善は必須だ。ウェストハムのデクラン・ライス獲得が期待されているが、移籍金が高額になるのは目に見えており、それであればガーナーにチャンスを与える選択肢も悪くない。英『Manchester Evening News』ではガーナーを即戦力とするのは難しいが、成長を促すためにもプレミアでプレイさせるべきと期待を寄せている。
ノッティンガム・フォレストで重要な存在となるまでに成長したガーナー。トップチームの中盤のクオリティを見てもプレミアでやれる選手であると考えられるが、マンU側の評価はどうなっているのだろうか。