鹿島アントラーズで評価を高める荒木 photo/Getty Images
セルティックが興味を示しているわけではなさそうだ
今冬の移籍市場でセルティックに加わった旗手怜央、前田大然の活躍もあり、スコットランドでの日本人への評価は高まるばかりだ。今夏に加入した古橋亨梧がブームを引き起こし、旗手、前田らがそれを継続している。
そんな中、日本のメディアがスコットランドメディア『CELTS ARE HERE』の記事を引用し、鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎がセルティックの獲得候補にリストアップされたと報じている。しかし、『CELTS ARE HERE』の実態はセルティックのファンサイトであり、セルティックが荒木をリストアップしたという事実は確認されていない。
それでも、前述した現在セルティックでプレイする日本人選手のおかげでJリーグへの認知が高まったのは確かだ。荒木はJリーグでこそ知名度の高い選手だが、海外では無名でありまだまだこれからの選手である。
2020年に鹿島に加わり、今季でプロ3年目となる荒木。昨季は36試合に出場し、10ゴール7アシストと素晴らしい数字を残して4位フィニッシュに大きく貢献している。奪われないドリブルを武器にそこからのシュートやチャンスメイクで違いを生みだす選手であり、1月には国内組の日本代表に選ばれ、鹿島のみならず代表でも将来を嘱望されている選手だ。
ファンサイトでも「現時点で日本サッカーのトップレベル」と荒木を高く評価しており、なぜ1月に獲得しなかったのかとセルティックに不満をぶつけている。その中で荒木の持つスタイルとセルティックの[4-3-3]では適正ポジションがないとの課題を示しており、ウイングもしくはインサイドハーフでより出場機会を得るべきとアドバイスを行っている。
報じられているように荒木の実力はJリーグでもトップクラスであり、2022年シーズンの活躍に期待したい。

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