ヴラホビッチの加入でユヴェントスは前線に起点を作れるようになった photo/Getty Images
アタランタ戦でもヴラホビッチが起点に
今季前半戦は得点力不足に悩まされていたユヴェントスだが、そんな悩みはもう消えたのか。冬の移籍市場でフィオレンティーナからFWドゥシャン・ヴラホビッチを獲得し、一気にその攻撃力が上昇したビアンコネリ。
そんなユヴェントスの“ヴラホビッチ獲得効果”は、現地時間13日に行われたセリエA第25節のアタランタ戦でも見て取れた。この試合は最終的に1-1のドロー決着となったが、そのなかでもヴラホビッチの存在感は際立っていた。決定的なシュートも何本か見られ、彼の周囲には常にゴールの匂いがしていたと言っていい。
加えて、個人としてのフィニッシュ能力以外でも、ヴラホビッチはユヴェントスの攻撃を牽引。同選手は味方の最終ラインが相手のハイプレスを回避する際に蹴るロングパスのターゲットとなり、どんなボールでも収めてくれるポストプレイヤーとして大いに機能した。これまではアルバロ・モラタがその役割を務め切ることができず、攻撃の形を作ることができていなかった。しかし、今はヴラホビッチがしっかりと前線で起点になることで、同クラブの攻撃は一段階も二段階も上のレベルに到達したと言えよう。
ヴラホビッチがポストプレイを行い、その周囲を衛星のように動き回ることでモラタの良さも生きるようになってきらユヴェントスの攻撃陣。新たな前線の軸を手に入れたことで、ビアンコネリは進化を果たしている。

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