今冬フィオレンティーナに加入したピョンテク photo/Getty Images
慣れ親しんだセリエAで爆発中
今冬の移籍市場にて、それまで絶対的エースとして活躍していたFWドゥシャン・ヴラホビッチをユヴェントスへの移籍で失ったフィオレンティーナ。第22節終了時点でリーグ戦17得点の大暴れをしていた選手だけに、彼の流出はヴィオラにとって間違いなく大きな痛手となる。
しかし、意外にも絶対的エースの流出によるダメージは少なく済んだのか。しばらくは“ヴラホビッチ・ロス”による攻撃力低下も懸念されたフィオレンティーナだが、彼の後釜として加入した男のゴールラッシュが止まらない。
その男とは、今冬ヘルタ・ベルリンから獲得したFWクシシュトフ・ピョンテクだ。ACミランでの実績こそあるものの、近年はパッとしない成績に終始していた同選手。昨季はブンデスリーガで7得点を記録したが、ヴラホビッチの穴埋め役としてはやや物足りない印象も否めなかった。
だが、周囲の予想に反してピョンテクは加入直後からゴールを量産している。ここまで新天地では移籍後6試合に出場して驚異の6得点を記録。現地時間20日に行われたアタランタ戦でも56分に値千金の決勝ゴールを挙げ、チームを1-0の勝利に導いている。
「正直な話、私は冬にドゥシャンを失ったことで恐れを抱いていた。彼が攻撃の中心として唯一無二の存在なのではと思っていたらね。だが、そうではなかったんだと今日の試合で改めて実感したよ」(伊『Sky Sport』より)
そんなピョンテクの活躍については、アタランタ戦後にヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督もこのように語っている。