マンCで活躍していたバロテッリ photo/Getty Images
本人はこの選択を後悔
10代の頃よりお騒がせな選手ではあったが、イタリアが生んだ怪物FWマリオ・バロテッリのキャリアはどこで変わってしまったのだろうか。1つのポイントとして、マンチェスター・シティを離れた2013年1月が挙げられる。
マンC時代もバロテッリはトラブルを起こしていたものの、当時は必死に現イタリア代表監督ロベルト・マンチーニが教育し、2011-12シーズンのプレミア制覇に大きく貢献した。
しかし、バロテッリは2013年の冬にミランへの移籍を選択。ミランでも上々の成績を残していたが、バロテッリ本人はマンCを離れた選択は間違いだったと語る。
「シティを離れたのは大きな間違いだったよ。去った年も俺はミランで上手くやっていたが、その後に問題を抱えた。今は年齢を重ねたが、当時シティを離れるべきではなかったと分かる。シティは毎年のように進歩を続けている。アグエロのように長く留まることも出来たよ」(英『The Athletic』より)。
当時のミランには本田圭佑も所属していたが、クラブは今と違って混乱していた。スクデットレースには参加できず、補強方針も今ひとつ定まらない。バロテッリのキャリアにおいてミラン移籍は成長に繋がらなかったところがある。
それからはリヴァプール移籍も失敗に終わり、欧州5大リーグのトップクラブでプレイすることもなくなった。
ポテンシャルは申し分なかっただけに、大成しなかったのは残念だ。あのままマンCでキャリアを続けられていれば、何か変わっただろうか。