ライプツィヒで完全に覚醒したエンクンク photo/Getty Images
PSGは彼らを活かしきれず
パリ・サンジェルマンといえば超豪華な補強ばかり目につくが、育成部門も優秀だ。今の欧州5大リーグではパリ・サンジェルマンのアカデミー出身者たちの活躍が目立っている。
パリにとって最も残念な結果になったケースといえば、やはり現ミランGKマイク・メニャンとレスター・シティMFブバカリ・スマレの2人だろう。両者ともパリのアカデミー出身者だが、その後ライバルのリールへ移籍。昨季にはリーグ・アンのタイトルを奪われてしまった。
特にメニャンは世界でもTOP10に入れるほどのGKへ成長してきており、パリでも守護神になれるだけのポテンシャルは備えていたと言える。パリにはケイロル・ナバス、ジャンルイジ・ドンナルンマと優秀な2枚看板が揃うが、メニャンとスマレにリーグ・アンのタイトルを奪われる結果になったのは悔しいところ。
今季のブンデスリーガでは、何と言ってもライプツィヒMFクリストファー・エンクンクとレヴァークーゼンFWムサ・ディアビのアタッカーコンビだ。エンクンクは今季全コンペティションを合わせると26得点15アシスト、ディアビも16得点9アシストの成績を残している。
ミランでは守護神メニャンが活躍中 photo/Getty Images
育成部門をもう少し上手く活かせないか
もっともパリはネイマールやキリアン・ムバッペなど抱えているアタッカーが豪華すぎるため、アカデミー出身のエンクンクとディアビが定位置を確保するのは難しかっただろう。しかし今やディアビは市場価値4500万ユーロ、エンクンクは5500万ユーロに達するヤングスターへ成長しており、この2人をパリで活かせなかったのは残念だ。
昨夏にはリオネル・メッシも加えているが、年齢的にもディアビやエンクンクの方が将来性はある。同じくパリからバイエルンへ移籍したFWキングスレイ・コマンも合わせ、アカデミーが輩出した実力者を活かせていないのはもったいない。
他にはレアル・マドリードで活躍する左サイドバックのフェルランド・メンディもパリのアカデミーに在籍していた経験を持つ。
パリのアカデミーを離れてからはFCマントワを経由し、ル・アーヴルでプロデビュー。その後リヨンで活躍し、レアルへ辿り着いた。世代別フランス代表に選ばれた経験もないが、今ではトップレベルの左サイドバックだ。今のパリのサイドバックなら、メンディにもスタメン奪取のチャンスはあっただろう。
アーセナルからマルセイユにレンタル移籍しているMFマッテオ・グエンドウジもそうだ。グエンドウジはパリのアカデミーからロリアンへ向かい、そこでのパフォーマンスからアーセナル移籍のチャンスを勝ち取った。まだ完成されたMFとは言えないが、才能がなければアーセナルから声はかからない。パリにも活かし方はあったかもしれない。
こう見ると、守備陣から攻撃陣までパリのアカデミーを経て大成した者は多い。もっとも、トップチームにアカデミー出身者を引き上げる考えがあるかは別の話だ。あれだけ大型補強をしてしまうと、若手に出番が回ってくる可能性はかなり低くなる。
2020年にはDFタンギー・クアッシもバイエルンへ移籍する決断を下しており、若手の流出は続いている。スターを集める策もいいが、もう少しアカデミー組を信頼してもいいのではないか。特にメニャン、ディアビ、エンクンクの活躍もあり、今季はパリのアカデミー組が目立つシーズンになっている。

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