アメリカのハイレベルFWはまだ他にもいる　スイス国内リーグ“得点ランク首位”に立つ者
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ヤングボーイズで活躍するシエバチュ photo/Getty Images

25歳の大型FWは覚醒している

何かと注目の若手が多いと評判のアメリカ代表。今年のワールドカップ・カタール大会出場を目指す彼らの最前線では、今冬にアウグスブルクへ移籍した19歳のFWリカルド・ペピがかなり有名な存在になっている。

すでにA代表の前線を任されており、アメリカが生んだ次世代のスター候補だ。

しかし、やはり欧州5大リーグは甘くない。まだペピにはアウグスブルク移籍後初ゴールが生まれていないのだ。そのフォームはワールドカップ出場へ北中米カリブ海予選を戦うアメリカ代表にとっても気になるところで、ペピの状態が上がってこない場合は別のセンターフォワードを招集しなければならない。

そこで候補に挙がるのが、スイスのヤングボーイズでプレイする190cmの大型FWジョルダン・シエバチュである。

25歳と決して若手とは呼べない年齢なのだが、実はこのシエバチュは現在スイス・スーパーリーグで17ゴールを挙げ、得点ランク首位を走っているのだ。昨季は12ゴールだったのだが、今季はすでにそれを超えた。

さらに今季はチャンピオンズリーグ・グループステージでもマンチェスター・ユナイテッド、アタランタ相手に得点を決めており、かなり波に乗っている。

世代別代表ではフランスを選んでいたこともあるのだが、A代表はアメリカを選択。ただ、今回の北中米カリブ海予選では2試合にしか出場していない。これだけの逸材ならば、継続的に代表へ呼んでテストの機会を増やすべきだろう。

スイス・スーパーリーグは5大リーグではないものの、得点ランク首位に立つのは簡単なことではない。
近年のアメリカサッカー界には驚かされてばかりだが、ペピの代わりを務められそうな人材はスイスにいる。シエバチュもまた今年のワールドカップで見てみたい選手だ。

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