堅実な万能戦士から“変幻自在のWB”へ レイソルの右サイドで...の画像はこちら >>

名古屋戦でもプレイバリエーションが増加している面が見て取れた川口 photo/スクリーンショット

プレイの幅が広がった今季

昨季まではチームにおいて目立つ存在ではなかった。右サイドバックやウイングバック、もしくはセンターバックを器用にこなすユーティティプレイヤー。

柏レイソルのDFの川口尚紀に関して、そのようなイメージを持っていた人も決して少なくはなかったことだろう。

しかし、2022年シーズンの川口は一気にそんな印象を覆すこととなるかもしれない。アルビレックス新潟から加入4シーズン目をむかえた今季、同選手はその真価を発揮する予感がしてきた。

その大きな理由が、プレイバリエーションの増加だ。以前までは試合中に無難な選択肢を取ることも多く、チームのバランスを考えてプレイする印象も強かった川口。堅実なスタイルもネルシーニョ監督のサッカーにはフィットしていたのだが、近頃の川口は積極的な姿勢で前線へ絡んでいくシーンが増加している。

そして、それは20日に行われた明治安田生命J1リーグ第5節の名古屋グランパス戦でも見て取れた。この試合で今季リーグ戦における2度目の先発出場を飾った川口は、途中交代となる73分まで右WBとして非常にポジティブなパフォーマンスを披露。シンプルにサイドを駆け上がってのクロスだけでなく、ボールを保持した際に中央へカットインしていく動きは相手守備陣のバランスを崩す上で非常に効果的だった。彼のポジショニングやプレイ選択が柔軟だったからこそ、柏の右サイドの攻撃は活性化したと言っても決して過言ではない。

ピッチ上で冷静に状況を判断し、勝負する場面では積極的に相手の守備を崩しにかかる。プレイ選択の幅が広がった印象も強い今季の川口は、これまでよりもさらに柏にとって重要な存在となれるはずだ。
マテウス・サヴィオや大南拓磨の動きに気を配りつつ、自らも仕掛けられるようになった川口。そのプレイには今後も注目だ。

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