今季もランゲラックの鉄壁ぶりは健在 photo/Getty Images
何度も防いだ決定的ピンチ
鉄壁。まさに、そう表現するにふさわしいパフォーマンスだった。
その絶対的守護神とは、Jリーグファンならば誰もが認める名手。ランゲラックだ。堅守・名古屋を象徴する存在である同選手は今回も非常に頼もしい姿を見せてくれた。最終的に1-1のドロー決着となったこの試合だが、名古屋にとっては相手に押し込まれる時間も少なくなかった。そんななか、彼らがなんとか勝ち点1をゲットすることができたのは間違いなくこの守護神の働きによるところが大きかったからと言えるだろう。
この柏戦、90分を通して高い集中力を継続したランゲラック。立ち上がりの6分にこそ柏のFW細谷真大に先制点を献上したものの、それ以外の場面における彼のパフォーマンスは完璧に近かったと言っていい。この日の名古屋は細谷にゴールを奪われた場面以外にも53分や60分、62分などで決定的なピンチを迎えたが、ランゲラックはその全てを超人的な反応で防いでみせたのだ。また、PAから飛び出してピンチの芽を積む仕事もきっちりとこなし、彼はこの試合でもチームに安定感をもたらすことに成功した。
“絶対的守護神”という言葉がこれほど似合う男もそういない。おそらく、この試合におけるランゲラックのパフォーマンスを見て、改めてそのような感想を抱いた人は多いだろう。