長崎で存在感を示せるか photo/Getty Images
クリスティアーノが柏から加入
2020年に勝ち点4差で3位となり、J1昇格を逃したV・ファーレン長崎。昨季はJ2優勝候補に挙げられながら、安定した成績を残せず4位で昇格することができなかった。
3度目の正直といきたい今シーズンも、厳しい船出となっている。開幕3戦未勝利という始まりから、ここまで8試合ですでに4敗を喫しており、17位に甘んじている。シーズンはまだまだ始まったばかりだが、早く勝ち点を積み上げて1つでも順位を上げたいところだろう。
そんな長崎で徐々に本来の力を発揮しているプレイヤーがクリスティアーノだ。今季柏レイソルから加入した助っ人は、ここまで全8試合に出場しており、主に右サイドハーフで先発。連敗を止めた第7節のザスパクサツ群馬戦では移籍後初得点含む2ゴールを決めており、今後も調子が戻ればJ2クラブにとっては脅威の存在となる。
今季はここまで右サイドからボールを運んで起点となるものの、連携面や戦術において完全にフィットしているとは言い難い。それでも一発で流れを変えることができる強烈なミドルシュートも持ち合わせているため、クリスティアーノはチームの武器となれる。序盤戦は出鼻をくじかれた長崎だが、強力なストライカーたちもたくさんいる。クリスティアーノがチャンスメイクしてゴールやアシストで結果を残すことができれば成績も自ずと上がってくる。