国内リーグで首位に立つポルト photo/Getty Images
今季も無敗で首位キープ
若い選手を高値で売却しつつ、国内リーグではきっちりと結果を出す。ビジネスと結果の両方で理想的な動きを見せているのは、ポルトガル国内リーグで首位を走るFCポルトだ。
ポルトガルではベンフィカ、ポルト、スポルティング・リスボンが常に頂点を争っているが、彼らは育成を1つの売りにしているクラブでもある。競争力を維持しつつ、育った若手をビッグクラブへと売却していくのも重要なミッションだ。
例えばポルトは2020年に売り出し中だったFWファビオ・シウバをウォルバーハンプトンに4000万ユーロで売却。また若手ではないが、左サイドバックのアレックス・テレスもマンチェスター・ユナイテッドへ、守備的MFダニーロ・ペレイラをレンタルでパリ・サンジェルマンへと送り出している(ペレイラはその後パリに完全移籍)。
また今冬にはFWルイス・ディアスを4500万ユーロでリヴァプールへ売却しており、このあたりはポルトガルのクラブらしい動きだ。
さらに凄いのは、ポルトは国内リーグで2020年8月のパソス・デ・フェレイラ戦を落として以降負けがない。リーグ戦では今季も28試合消化時点で24勝4分と無敗を継続しており、実に56戦連続負けなしなのだ。
今冬に手放したディアスは今季リーグ戦でチームトップとなる14ゴールを記録していたエースだったが、それでもペースを落とさないのは見事と言える。
現在はイラン代表FWメフディ・タレミ(14ゴール)、22歳のブラジル人FWエヴァニウソン(11ゴール)といった選手たちが穴を埋めており、2位のスポルティング・リスボンに6ポイント差をつけて首位をキープしている。
現在はそのエヴァニウソンの市場価値が2000万ユーロにまで上昇し、他にも21歳のポルトガル人MFファビオ・ヴィエイラ(1700万ユーロ)、22歳のGKディオゴ・コスタ(1600万ユーロ)といった若手の評価が伸びている。
今後も毎年の移籍市場で主力を手放していくことにはなるだろうが、ポルトは変わることなく国内リーグで優勝争いに絡んでいくはずだ。このモデルが完成しているのは見事で、今季も目指すは無敗優勝だ。

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