トッテナムでゴールを量産するソン・フンミン photo/Getty Images
プレミア得点王も視界に入っている
プレミアリーグのみならず、世界を代表するレフトウイングと言っていいだろう。トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンの勢いが止まらない。
先日のアストン・ヴィラ戦でハットトリックを記録したソン・フンミンは、今季リーグ戦得点数が17点に到達。これは20ゴール決めているリヴァプールFWモハメド・サラーに次ぐプレミア得点ランク2位の数字だ。
しかもソン・フンミンの凄いところは、PKを担当していないところにある。トッテナムのPKキッカーは基本的にハリー・ケインが務めており、ソン・フンミンは今季もPKを担当していない。
一方でサラーは今季5本PKから得点を決めており、PKを除く得点ランクではソン・フンミンが1位なのだ。
この決定力は見事で、仏『Foot Mercato』は今季最高のレフトウイング候補としてソン・フンミン、リヴァプールFWサディオ・マネ、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールの名前を挙げている。
3人のうち誰がベストかを決めるのは難しいが、ソン・フンミンの場合はトッテナムが前半戦で躓いていた点も忘れてはならない。チームそのものが好調であるレアル、リヴァプールに比べると、ソン・フンミンの方が得点を奪いにくい環境だったと考えることもできる。その中でマネ(13得点)、ヴィニシウス(14得点)をも上回る数字を残しているのは素晴らしい。
タイトルも含めるなら、マネはセネガル代表でアフリカ・ネイションズカップも制した。ヴィニシウスもレアルでのリーガ・エスパニョーラ制覇に近づいており、そこはソン・フンミンとの差だろう。しかし個人パフォーマンスなら、ソン・フンミンが今季最高のレフトウイングと言っていいかもしれない。

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