鎌田大地のロングパスが流れを変えた フランクフルトがウェスト...の画像はこちら >>

EL準決勝2ndレグで存在感を放った鎌田 photo/Getty Images

2ndレグでもサムライは存在感を見せた

6日に行われたヨーロッパリーグ準決勝2ndレグ・フランクフルト対ウェストハム・ユナイテッドの一戦は1-0でフランクフルトの勝利となった。2戦合計3-1でフランクフルトが上回り、同クラブは5月19日に行われるファイナルへの進出を決めている。



試合開始直後はウェストハムがフランクフルトを押し込む展開だった。ロングレンジのパスを駆使しながら前線の選手へとボールを供給しつつ、序盤は追う立場のアウェイチームが試合の主導権を握りかけていたと言っていい。4分にはフランクフルトのマルティン・ヒンターエッガーが負傷交代を余儀なくされるなど、ウェストハムのペースとなりかけていたのは間違いない。

しかし、そんな雰囲気を変えたのは鎌田大地だった。17分、自陣深い位置でボールをキープしていた鎌田は、そこから中盤を省略して敵陣バイタルエリアにいたイェンス・ペッター・ハウゲへとロングパスを供給。すると、そのハウゲがウェストハムDFアーロン・クレスウェルのファウルを誘発し、クレスウェルには一発レッドの判定が下されることに。これでフランクフルトは試合序盤からを数的優位となり、嫌な流れを断ち切ることに成功する。

すると、そのアドバンテージを生かす場面はすぐにやってきた。クレスウェルの退場から9分後の26分、フランクフルトは右サイドからアンスガー・クナウフが最終ラインの裏に抜け出すと、マイナス気味にグラウンダーのクロスを供給。そのボールを中央に詰めていたラファエル・ボレがしっかりとゴールへ流し込み、フランクフルトが先制に成功した。その後も数的優位を生かしながら攻勢を強めた同クラブは、1点リードで試合を折り返すこととなる。

後半は1人少ないウェストハムが捨て身の攻勢に出る。
手数をかけずにゴールへと迫る攻撃には迫力があり、いくつか非常に惜しいシーンは作ってみせた。しかし、フランクフルトも守備で粘り強い対応を見せると同時に、ボールをキープした際にはのらりくらりとパスワークを駆使して時計を進める。そして、そのまま試合は終了。前半ほどアグレッシブな動きは見せなかったものの、2ndレグもフランクフルトが勝利を手にすることとなった。

この勝利により、1980年以来の欧州カップ戦(UEFAカップ)における決勝進出となったフランクフルト。ELに改称してからは初のファイナルとなるが、はたして同クラブは優勝の栄冠を掴み取ることができるか。決勝の相手はスコットランドのグラスゴー・レンジャーズだ。

[結果]
フランクフルト 1- 0(2戦合計3-1)ウェストハム

[得点者]
26分 ラファエル・ボレ(フランクフルト)

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