成長途中である久保建英 photo/Getty images
今季大きく評価を高めたウーデゴー
来季には保有元であるレアル・マドリードでシーズンを戦い、今後に向けてテストされると考えられている日本代表の久保建英。マジョルカでの今季はシーズン通して素晴らしかったわけではないが、ファウルでしか止められない躍動するゲームもあり、成長を続けている。
しかし、レアルに復帰した際どのポジションで起用されるかは気になるところである。現状のレアルは[4-3-3]がベースであり、久保が使われるとすれば右ウイングになる。だが、そのポジションはロドリゴをはじめポジション争いが激しく、マジョルカよりもプレイタイムは得られないだろう。また、縦への突破を苦手とするシーンが今季は散見されており、ウイングの適性は現時点では低いかもしれない。
それでも、インサイドハーフにまでプレイエリアを広げればどうか。もちろん、中盤もルカ・モドリッチをはじめライバルは多いが、カルロ・アンチェロッティ監督からすれば使い勝手は良くなる。
ロールモデルとして目指したいのは、アーセナルに移籍した現在のマルティン・ウーデゴーだ。彼はノルウェーの神童と呼ばれたチャンスメイカーで、現在はそのチャンスクリエイト力に加えて後方と前線をつなぐリンクマン的な役割、献身的な守備意識の高さを武器にアーセナルで自身の地位を確立している。
トップ下を主戦場としていた選手はウーデゴーのように運動量を生かしたスタイルに変化しなければ、生き延びることができなくなっている。レアルのイスコのような選手は一気にトレンドから置いて行かれてしまっている。チャンスメイクだけをしていればいい時代は終わり、チャンスメイクにプラスして何かを求められる。基本的には豊富な運動量であり、守備で走れなければ高い評価を得られない傾向にある。
レアル復帰が予想されるも、現時点ではウイング、インサイドハーフ共に得意とするポジションがない久保。それでも、レアルでプレイできるビッグチャンスであり、何か爪痕を残したい。

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