サカはすっかりアーセナルの主力に定着した photo/Getty Images
怪我が少ない点も魅力の選手だ
ニューカッスル・ユナイテッドに敗れ、4位の座をトッテナムに譲ってしまったアーセナル。トップ4フィニッシュを逃せば来季のチャンピオンズリーグ出場を逃すことになり、選手の流出は避けられない。
今季のサカはリーグ戦37試合に出場し、11ゴール6アシストを記録。出場数とゴール数はともにアーセナルトップの成績。今やアーセナルのエースと言っても過言ではない選手だ。
長年アーセナルのディフェンスラインを支え続けたOBバカリ・サニャ氏は、英『The Mirror』にて、サカの印象をある選手の姿と重ねて話している。
サニャ氏は「アーセナルの歴史の中で最高の選手の一人になれると思う」とサカのことを高く評価。また、怖がることなく自信に満ちたプレイをする彼の様子について、「そんなプレイを最後に見たのはジャック・ウィルシャー以来だ」とも話している。
ジャック・ウィルシャーと言えば、アーセナルのアカデミーが生んだ最高傑作の一人で、10代の頃からトップチームで頭角を現した選手だ。残念ながら負傷に悩まされることが多く、期待通りの活躍を見せることはできなかったが、万全の状態であれば中盤で大きな違いを生み出していた。
サカもウィルシャーと同様にアーセナルのアカデミー出身の選手だ。サニャ氏の言うように、このままアーセナルで活躍を続けていけば、ティエリ・アンリやデニス・ベルカンプといった選手たちのように、クラブの象徴となることも夢ではない。
サカを流出させないためにも、まずはトップ4フィニッシュを最後まで諦めないことが大事だ。