スイスで躍動する川辺駿は代表で見たかった選手だ photo/Getty images
選ばれなくとも所属クラブで実力を示している選手はいる
約6カ月とワールドカップ・カタール大会までの時間は意外に短い。今回は欧州リーグのシーズン真っ只中での開催ということもあるが、先日発表された日本代表のメンバーが本大会の中心になることが予想される。
しかし、代表で見て見たかったという選手は多い。例えばFWであればシント・トロイデンの原大智と鹿島アントラーズの鈴木優磨は気になるプレイヤーだ。
原は191cmの高さが魅力のストライカーで、足元の技術も一定以上のものはある。スピードを生かした裏への抜け出しも選択肢の一つであり、やれることは多い。まだ23歳と若い選手であり、今後に期待だが、サムライブルー入りしていればセットプレイが日本の武器になることは間違いない。
鈴木は前線で多様性を提供できる選手だ。鹿島では2トップの一角として起用されているが、シント・トロイデン時代にはより前のポジションを任されシーズン17ゴールを決めた。ゴール、アシスト、ポストプレイ、抜け出し、守備などプレイのバリエーションが豊富な選手となっており、前線でフリーマンをやらせれば国内で右に出るものはいない。
中盤であればスイスのグラスホッパーでプレイする川辺駿は見たかった。運動量のあるボランチで、今季は7ゴールと得点力が開花している。ボックス内へのランニングが際立っており、中盤の得点力不足を解決できる選手だ。それでいてボールを扱う際には安定感があり、ミスなくボールを落ち着かせることができる。
同じくグラスホッパーでは今季瀬古歩夢が台頭した。セレッソ大阪でプレイしていた21歳で、今冬にスイスへ渡っている。チームでは早くも信頼を掴んでおり、20日のザンクト・ガレン戦では3バックの左としてスタメンフル出場している。インターセプト数4回と守備面で強さを見せており、カタール大会後のメンバーが入れ替わる時期で本格的にフル代表に割って入ってくるか。
サイドバックであれば横浜F・マリノスの小池龍太は面白い選手だ。右サイドバックが本職だが、左サイドバックや中盤をケヴィン・マスカット監督に任されている。インテリジェンスのある選手で、ビルドアップの際は自分がどこにポジショニングすればボールを前進させられるかを分かっており、外と中の立ち位置を使い分けている。スペースに動き出すランニングも絶品であり、国内では珍しいサイドバックである。
同じくF・マリノスの守護神高丘陽平はビルドアップに特化したGKだ。ショートパス、ミドルパスと正確なものを持っており、相手のプレスを受けても動じない冷静さを持っている。ディフェンスラインの裏を突くロングボールへの対処も上手く、ハイラインを敷くチームの弱点を補っている。
今回の28名に選ばれなくとも、国内外に優秀な選手はいる。もちろん今のシステムに合う合わないはあるため難しいが、今後招集されることになればチームの力になることは間違いない(データは『SofaScore』より)。

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