マンチェスター・シティからブライトンへのファーストオファーは断られたようだ photo/Getty images
ククレジャへのファーストオファーは失敗に終わったようだ
マンチェスター・シティが今夏4人目となる新戦力の補強に動いている。ブライトンのDFマルク・ククレジャだ。
英『The Athletic』によるとシティは3000万ポンドでブライトンにオファーを提示したようだ。しかしブライトンはククレジャを5000万ポンドと評価しており、2000万ポンドの差がある。
ブライトンとククレジャの契約は2026年まで残っており、ブライトンは今急いでスペイン人SBを売る必要がない。そのため評価額の5000万ポンドが変更される可能性は低い。シティはククレジャに5000万ポンドの価値があるとは思っておらず、今後も交渉は続けられるが、当時レスター・シティのハリー・マグワイアから撤退したようにククレジャの獲得に動かない可能性は十分にある。
シティがククレジャ獲得に動いているのは守備で計算できるSBだからだと予想される。現状守備を強みとしているSBはカイル・ウォーカーしかおらず、ジョアン・カンセロや退団濃厚のオレクサンドル・ジンチェンコは攻撃面で強さを見せる。
ククレジャは左SB以外にウイングバックや3バックのセンターバックでプレイ可能だ。このユーティリティ性は非常に重要であり、さらにククレジャは23歳と若い。もちろん攻撃面でも良さを見せることができ、理想的なSBだと考えられる。
代案としては遠藤航とチームメイトであるシュツットガルトのDFボルナ・ソサの名前が挙がっている。左ウイングバックでプレイするレフティで、高精度のクロスが持ち味だ。
若手ではクラブ・アメリカとのプレシーズンマッチでDFジョシュ・ウィルソン・エスブランドが起用された。19歳の選手で、攻撃面で違いを見せた。ただプレミアリーグを戦う中で1番手になるにはまだ早く、この移籍市場でSBの獲得は必須となる。
移籍市場の閉幕までまだ1カ月以上あるためブライトンとの交渉を続けると予想されるが、リーグ戦の開幕は8月8日とあまり時間がない。チームへの適応を考えれば早いタイミングでの獲得は重要であり、シティは今後どのように動くのだろうか。