今夏PSGへ移籍したレナト・サンチェス photo/Getty Images
主力の流出が続く
毎年のように実力者を引き抜かれるのはサポーターも複雑だろう。今夏も他クラブから狙われているのがフランスのリールだ。
近年のリーグ・アンを代表するタレントファクトリーとなっているリールは、2019年夏から数えると売却額は3億9400万ユーロにも達する。
アーセナルにFWニコラ・ペペ(8000万ユーロ)、DFガブリエウ・マガリャンイス(2600万ユーロ)、ナポリにFWヴィクター・オシムヘン(7500万ユーロ)、ミランにFWラファエル・レオン(2950万ユーロ)、GKマイク・メニャン(1440万ユーロ)、レスター・シティにMFブバカリ・スマレ(2000万ユーロ)と、本当に豪華だ。
その流れは今夏も変わらない。DFスフェン・ボットマンが3700万ユーロでニューカッスルへ移籍し、MFレナト・サンチェスは1500万ユーロでライバルのパリ・サンジェルマンへと向かった。さらにローマへDFメーメト・ゼキ・チェリクを700万ユーロで売却し、ベテランFWブラク・ユルマズも契約満了でチームを去った。今夏もリールからは主力が抜けてしまったのだ。
代わりにクラブはクレルモンから24歳のFWモハメド・バヨ、トゥールーズから21歳のDFバフォデ・ディアキテを獲得するなど補強に動いているが、これだけで主力流出のダメージをカバーすることは難しいだろう。
チームは2020-21シーズンにパリをかわしてリーグ制覇を果たしたが、昨季は10位まで落ちてしまった。今夏のボットマン、レナト・サンチェス退団でさらに弱体化してしまうシナリオは避ける必要があり、ボトム10に落ちる可能性もゼロではない。
育てたプレイヤーを売却するビジネスモデルは中堅クラブならではのものだが、さすがにここ4年ほどは引き抜かれすぎたか。急速な変化に対応するのが難しくなっており、今季も難しい戦いを強いられるかもしれない。

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