湘南の背番号7を背負う田中 photo/Getty Images
コルトレイクには渡辺剛も在籍
湘南ベルマーレは22日、田中聡がジュピラー・プロ・リーグに所属するコルトレイクへと期限付き移籍することを発表した。初の欧州挑戦となる20歳のMFは主力の座をつかむことができるだろうか。
湘南のアカデミー出身の田中はU-18在籍中の2019年にトップチームへと2種登録される。すると、翌年には第3節の横浜F・マリノス戦で途中出場からJ1デビューを果たす。さらに先発出場など経験を積み、アカデミーの選手ながらJ1で17試合に出場した。
2021年にトップチームへ昇格すると、すぐさまレギュラーとしてチームの中軸を担った田中。第8節のサンフレッチェ広島戦で絶妙な飛び出しからプロ入り初得点を決めるなど、チームに大きな存在感を発揮して36試合2得点とルーキーながら主力へと成長を遂げた。
今季もここまで得点こそないものの、17試合に出場。アンカーとして縦横無尽に動き回り、湘南の絶対的な存在となった男が満を持してベルギーへと移籍。コルトレイクにはすでにFC東京に所属していた渡辺剛が所属しており、今季はリーグ戦でここまで1勝1分3敗の5位となっている。[3-4-3]のシステムを採用しているコルトレイクで、ボランチとしてレギュラー奪還に挑むこととなるだろう。