昨季限りでチームを離れたマネと南野 photo/Getty Images
FW3選手放出も獲得はヌニェス1人
今季はまさかのスタートとなったことだろう。リヴァプールは昨季のプレミアリーグではわずか2敗で勝点92を積み上げて2位、UEFAチャンピオンズリーグでも決勝に進出して国内カップ戦は2冠とすべてのコンペティションで優勝をかけて戦った。
昨季超えを目指す新シーズンは開幕から2分1敗とまさかの低空飛行。けが人続出に加え、開幕2連敗スタートのマンチェスター・ユナイテッドに黒星を付けられるという厳しい船出となっている。
今季は序盤戦から離脱者だらけのリヴァプールだが、オフシーズンにはFW陣の放出が多かった。ディボック・オリギとは契約を満了し、サディオ・マネはバイエルンへと移籍。南野拓実もモナコへと放出するなど、得点源だったマネに加え、昨季カップ戦や途中出場で結果を残したオリギと南野も退団した。
そんな中で今夏FWで獲得したプレイヤーはベンフィカのダルウィン・ヌニェスのみ。ディオゴ・ジョタが開幕前に負傷しており、ヌニェスもレッドカードで3試合出場停止。ロベルト・フィルミーノとモハメド・サラー、ルイス・ディアスの3トップ以外の選択肢がない状況だ。
リヴァプール専門誌『Liverpool.com』ではそんなチーム状況について「この夏、サディオ・マネ、ディボック・オリギ、南野拓実が去ったことで、リヴァプールは合計で 49 ゴールの貢献をした3人の選手を失った。ダルウィン・ヌニェスだけではそのゴール数を置き換えることはできない」とヌニェスだけに終わったFW補強に言及。特にサブから活躍したオリギはFW陣の中でもフィジカルに優れ、南野も検診生徒得点力を生かし、少ない出場時間でも結果を残すなどチームを助けていた。
スリム化を図ったものの、ヌニェスの誤算も含めて難しい編成状況となっているリヴァプール。