モナコでプレイするニューベル photo/Getty Images
GKは世代交代のタイミングが難しい
今夏にバイエルンはFWロベルト・レヴァンドフスキと別れたが、今は2010年代のチームを支えてきたベテラン選手からの世代交代を考えるタイミングでもある。
GKではマヌエル・ノイアー(36)がそうだ。
やはり筆頭候補となるのは、現在バイエルンからフランスのモナコにレンタル移籍している25歳のアレクサンダー・ニューベルだ。
U-21ドイツ代表にも選ばれてきたニューベルは若き日のノイアーと同じくシャルケで経験を積み、2020年にバイエルンへ引き抜かれた。この流れもノイアーと同じだ。
バイエルンはこの段階でノイアーからの世代交代を少しは考えていたはずだが、ノイアーはその後もトップパフォーマンスをキープ。結局ニューベルはバイエルンでまだ4試合しか出場がなく、やや世代交代には早すぎた。
ただ、ニューベルが後継者候補であることに変わりはない。独『Kicker』もバイエルンが後継者と見ていると取り上げており、モナコではここまで55試合に出場するなどきっちりと経験を積めている。
あとは世代交代のタイミングか。バイエルンとノイアーの契約は2024年までとなっており、その段階で世代交代が起きるかどうかだ。バイエルン側はニューベルとの契約更新を考えているようだが、当然ニューベル側は出番を求めている。ノイアーのバックアッパーという選択肢はないのだろう。
先日のパリ・サンジェルマン戦では胸でのセービングを見せるなど今季もモナコの守護神として奮闘しているニューベル。確実に成長しているはずだが、バイエルンで世代交代は進むか。