17歳がドルトムントのセンターフォワード“1番手”になる時か...の画像はこちら >>

シャルケ戦でゴールを決めたムココ photo/Getty Images

吉田も裏を取られた17歳のクオリティ

今夏にアーリング・ハーランドが退団し、後釜として獲得されたセバスティアン・ハラーも離脱を強いられるなど、ドルトムントはセンターフォワードのポジションに課題を抱えている。

離脱したハラーの代わりに急いでケルンからアンソニー・モデストを獲得したものの、問題はモデストのパフォーマンスだ。

34歳のモデストは経験も豊富で、空中戦にも強い。前線の基準点としては魅力的なプレイヤーではあるが、ここまで6試合で1ゴールと思うように数字が上がってこない。

先日にはシャルケとのダービマッチが開催されたが、そこでチームを救ったのは17歳のFWユウスファ・ムココだった。モデストに代わって64分からピッチに入ったムココは、シャルケの最終ラインを統率する日本代表DF吉田麻也の背後を突いて見事なヘディングから決勝点を記録。チームはこの1点を守り切って1-0で勝利した。

この結果から、独『Sport1』はそろそろムココをセンターフォワード1番手に据えても良いのではと主張する。まだ17歳と若いが、今季はここまでモデストを上回る2ゴールを挙げている。それも途中出場が大半と考えれば、十分な数字ではないだろうか。

また、ムココの方がモデストより運動量も豊富だ。同メディアによれば、モデストの1試合平均スプリント数が20回となっているが、ムココは41回と若手らしい馬力がある。

同じくシャルケ戦に途中出場した20歳のFWカリム・アデイェミも含め、今のドルトムントは攻撃陣がとにかく若い。アデイェミ、ムココ、23歳のドニエル・マレンで前線を構成するのも面白いが、怪童ムココは今季中に先発で固定されるか。

編集部おすすめ