横浜F・マリノスの優勝は次節以降にお預けとなった photo/Getty images
優勝争いはさらに面白くなる
8日に明治安田生命J1リーグ第32節横浜F・マリノス対ガンバ大阪の一戦が行われた。今節は2022年シーズンのリーグ王者が決まる可能性がある一戦で、F・マリノスは勝利、プラス他ゲームの結果次第で2019年シーズン以来の優勝となる。
しかし先制したのはアウェイのG大阪だ。右サイドでコーナーキックを得ると、キッカー宇佐美貴史が送ったクロスをファーサイドでダワンが折り返し、最後はファン・アラーノが押し込んでゴールネットを揺らす。今季難しいシーズンを送っているG大阪が意地を見せた。
それでもアウェイチームがホームチームを前半で驚かせたのはこのシーンくらいで、残りの時間はF・マリノスが主導権を握る。前半終了時のボール支配率は80%と高く、枠内シュートは5本もあった。だが同点弾は挙げられず、G大阪の守護神GK東口順昭が立ちはだかる。
後半も同じ展開となるがホームチームはゴールネットを揺らすことができない。レオ・セアラ、西村拓真、仲川輝人と攻撃的な駒を投入するが、局面は変えられず、終盤再びセットプレイから失点を喫してしまう。またも右サイドからのコーナーキックであり、パトリックに痛恨の失点を許してしまった。
その後もF・マリノスがG大阪を攻め立てるも、ゴールは奪えず0-2でアウェイチームの勝利となった。他試合の結果でいえば2位川崎フロンターレは清水エスパルスを3-2で破り、首位F・マリノスとの差を縮めている。これで2022年シーズンの王者はまだ分からなくなった。
横浜F・マリノス 0-2 ガンバ大阪
[得点者]
8分ファン・アラーノ(ガンバ大阪)
80分パトリック(ガンバ大阪)