試合後に涙を見せた満田 photo/Getty Images
甲府に天皇杯決勝で敗れる
天皇杯決勝でサンフレッチェ広島はヴァンフォーレ甲府と対戦。1-1のまま試合は90分では決着つかず。
甲府の途中出場・山本英臣がペナルティエリア内でハンドの判定を下され、広島はPKを獲得。この試合でゴールへ一番の絶好機を迎えた状況で、キッカーとして選ばれたのは満田誠だった。今季売り出し中のルーキーが決着を付けるPKを決めるはずだった。
しかし広島と満田に待っていたのは厳しい現実だった。左隅へ完璧なコースへのキックと思われたPKは甲府の守護神・河田晃兵が横っ飛びでセーブ。気迫のこもったプレイに絶好機を決め切ることができず。このまま120分を終了し、PKストップの熱を保ったまま迎えたPK戦では、河田が同点弾の川村拓夢のPKを止めて甲府が栄冠を手にした。
延長のPK失敗は、悔いても悔やみきれない程のものだろう。試合終了後には涙を見せたルーキーにとって抱えきれない厳しい現実が本人を襲ったことだ。それでもすぐに決勝の舞台はやってくる。