フィオレンティーナでプレイするヨビッチ photo/Getty Images
フィオレンティーナで新たなスタートを切る
ユヴェントスのエースとなっているドゥシャン・ヴラホビッチ、フラムでゴールを量産しているアレクサンダル・ミトロビッチ、この2人に次ぐセルビア第3の点取り屋として完全復活が待たれるのは、今夏フィオレンティーナへ移籍したFWルカ・ヨビッチだ。
セルビア代表はワールドカップ・カタール大会にも出場するが、これだけハイレベルなストライカーを複数抱えているチームも珍しい。
ヨビッチはレアル・マドリードで通算3ゴールと暗黒の時間を過ごしたが、セルビア代表ではデビューした2018年から28試合で9ゴールも奪うなど確かな得点感覚を備えている。ドイツのフランクフルトでリーグ戦17ゴールを奪ったシーズンもあり、ヴラホビッチやミトロビッチと代表1番手を争える実力者と言える。
フィオレンティーナではなかなか結果が出なかったが、10月22日のインテル戦では後半アディショナルタイムに1ゴール奪い、27日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグのイスタンブール・バシャクシェヒル戦では2ゴールを挙げてチームを勝利に導いた。
伊『Sky Sport Italia』によると、チームを指揮するヴィンチェンツォ・イタリアーノはヨビッチがここからペースを上げてくるはずと期待をかける。
「選手は継続的にピッチに立つ必要がある。忍耐強く彼を待つ必要があるとは分かっていたが、彼はその期待にゴールという形で応えてくれている。コンディションが上がってくれば、さらに結果を出せるだろう」
レアルでの苦しい時間を乗り越えて復活できるのか。フランクフルトでの輝きは見事だっただけに、ヴラホビッチやミトロビッチをも脅かす存在になってほしいところだ。