プレミアリーグ行きの可能性が浮上した中村敬斗 photo/Getty images
ブライトンは若く優秀な選手を見つけるのが上手い
現在プレミアリーグにはアーセナルに冨安健洋、ブライトンに三笘薫がいる。2人の日本人選手がプレミアを舞台に戦っており、グラスホッパーでプレイする川辺駿はウルブズが保有元で、現在はローンでスイスにいる。
そんな冨安、三笘、川辺に続いて今後プレミアのクラブに加わる可能性のある選手がいる。現在はオーストリアのLASKリンツでプレイする中村敬斗だ。
Jリーグではガンバ大阪でプロとなり、その後複数のクラブを渡り歩いて2021年LASKリンツに加入している。オーストリアリーグが中村に合っていたようで昨季から出場機会を得て活躍しており、今季はここまで13試合で8ゴール3アシストを記録。リーグ内での得点ランキングでは4位と素晴らしい成績を残している。
英『Football Insider』によると、三笘が所属するブライトンがこの中村に関心を寄せているようだ。ブライトンは中村を300万ポンドで獲得できると考えている模様。
5大リーグ外からいきなりプレミアのクラブにステップアップするというのは少し現実味に欠ける話かも知れないが、ブライトンは三笘含め主要リーグ外から有望な選手をたびたび獲得している。
現在中盤で大活躍中のモイセス・カイセドは20-21シーズンにエクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェからブライトンに加わっている。5大リーグ外、欧州すら経験のなかったカイセドは素晴らしいプレイヤーに成長しており、レアル・マドリードが欲しがっているなんて話も聞こえてくる。そう考えると、中村のブライトン移籍もない話ではない。
主要リーグ外から優秀な逸材を引き抜くことに長けたブライトン。カイセド、三笘がいい例であり、どちらも貴重な戦力として今のロベルト・デ・ゼルビ率いるチームを支えている。中村は22歳と若く、一気にプレミアリーグへステップアップを果たすのだろうか。