中盤で守備に走り続けるグリーズマン photo/Getty Images
危ない位置に常に顔を出す圧倒的貢献度
圧巻のスピード、ここぞの場面でシュートを決めてくる決定力と、フランス代表FWキリアン・ムバッペがFIFAワールドカップ・カタール大会でも止まらない。
すでに3ゴールを決めており、フランス連覇のカギを握る存在なのは間違いない。
しかし、データサイト『WhoScored』の平均評価点ではムバッペがチーム第2位となっている。ムバッペより高い評価を得ているのは、FWアントワーヌ・グリーズマンだ。
ここまでグリーズマンは得点を決めていないが、同サイトはムバッペの8.41点を上回る8.48点の評価をつけている。
理由は守備面の貢献度だ。アタッカーとして前線へ顔を出すのはもちろんだが、今大会のグリーズマンは中盤深くまで守備に走っている。この動きがかなり効果的で、グリーズマンはチーム内でMFオーレリアン・チュアメニの8回に次いで多い7回のタックル成功数を記録している。FWの選手ということを考えると驚異的な数字だろう。
アトレティコ・マドリードでディエゴ・シメオネに鍛えられていることも影響しているのか、グリーズマンはボールを奪うのが上手い。運動量も抜群なため、危ない位置にきっちりと顔を出して相手の狙いを潰してくる。
そしてボールを奪えばワイドにパスを散らしており、今大会のグリーズマンは攻守両面でチームをコントロールしている。これは4年前とは異なる働きだ。
ここまでフランスのMVPはグリーズマンと言ってもいいほどで、得点数だけでは判断できない貢献度がある。グリーズマンがピッチに立ち続ける限り、相手チームは攻撃の組み立てで苦労することになるだろう。

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