山本が来季の甲府も支えていく photo/Getty Images
昨季は天皇杯優勝を経験
ヴァンフォーレ甲府は11日、山本英臣との契約を更新したことを発表した。チーム最年長の大ベテランは、来季J2とAFCチャンピオンズリーグを戦う甲府を支えていく。
1999年にジェフユナイテッド市原のアカデミーからトップチームへ昇格した山本。しかし在籍した4年間で公式戦11試合の出場にとどまり、2003年に甲府へと移籍する。初年度からJ2で34試合に出場した山本は、そこからコンスタントに出場を続け、2006年にはクラブ初となるJ1で32試合に出場するなどチームの守備をけん引した。
その後もJ2降格やJ1昇格を繰り返しながらも、甲府で歴史を歩んできた。迎えた2022年にはJ2で14試合の出場で、クラブも18位と苦しい結果になったものの、天王杯ではサンフレッチェ広島を下して優勝し、クラブ初タイトルを獲得。決勝では途中出場でPKを与えてしまった山本だが、最終的にはPK戦で自身のキックで優勝を決めている。
J1の舞台を目指しながらシーズン後半にはACLも始まる難しいシーズンとなる甲府だが、21年目を迎える42歳がチームの精神的支柱となっていくだろう。