予想スタメンにはフェデリコ・バルベルデをはじめとした次世代のスターが名を連ねる photo/Getty images
世代交代を進められるか
21-22シーズンのレアル・マドリードの強さは驚異的なものだった。リーグ戦を制し、CLでは数々のドラマを見せた。
そんなレアルが今の強さを維持するには、補強が必要となる。ヴィニシウス・ジュニオール、フェデリコ・バルベルデと次世代のスターはすでに生まれているが、新戦力を迎えるべきポジションもある。
まずは37歳となったルカ・モドリッチの後釜だろう。今でも世界最高の中盤だが、契約は今季限りで切れる。トニ・クロースも同じであり、カゼミロに続いて一気に中盤が入れ替わることになるか。
後釜はFIFAワールドカップ・カタール大会で素晴らしい活躍を披露したジュード・ベリンガムだ。リヴァプールやシティとライバルは多いが、レアルはモドリッチの後釜としてイングランド代表MFを狙っている。
ベンフィカのエンソ・フェルナンデスも候補の一人である。フリアン・アルバレスと共にアルゼンチン代表を盛り上げる若手であり、今大会で一気に評価を上げた。こちらもリヴァプールがライバルとされている。
レアルの得点源であるカリム・ベンゼマも34歳となった。
西『AS』は「2024年のレアル・マドリード」と題して2年後のスタメンを予想している。
GK
ティボー・クルトワ
DF
ヴィニシウス・トビアス
エデル・ミリトン
アントニオ・リュディガー
ダビド・アラバ
MF
オーレリアン・チュアメニ
フェデリコ・バルベルデ
ジュード・ベリンガム
FW
ロドリゴ
ヴィニシウス
エンドリック(アーリング・ハーランド)
このようになっており、現状と異なるのは右サイドバックのトビアス、中盤のベリンガム、前線のエンドリックとハーランドだ。
トビアスはアカデミーで存在感を示している18歳で、2021年にクラブに加わった。ラウル・ゴンザレスはこのトビアスをカスティージャで重宝しており、高く評価されているようだ。ダニエル・カルバハルは30歳とまだまだ戦える選手ではあるが、怪我の多さが気になるため、若手を抜擢しても面白い。
現在ベンゼマが務めるセンターフォワードの位置には2人のFWがいる。パルメイラスでプレイする16歳のエンドリックはレアル行きが濃厚とされており、すでに水面下で交渉が進んでいるとか。
ハーランドはマンチェスター・シティに移籍したばかりだが、リリース条項が契約に付随しているといわれている。かなり高額な金額とされており、同メディアでは1億5000万ユーロと記載している。
2024年のレアルは果たしてこのようなメンバーになっているのだろうか。直近でいえばベリンガム、もしくはフェルナンデスの補強であり、今後動きに期待したい。