マンチェスター・ユナイテッドを離れたクリスティアーノ・ロナウド photo/Getty images
今後正式な発表があるとされている
22-23シーズンはマンチェスター・ユナイテッドでスタートしたクリスティアーノ・ロナウド。しかし、新監督の就任や家庭の事情もあってプレイタイムを増やすことができず、11月に双方合意のもとで契約解除となった。
契約解除となった原因はロナウドがクラブに対して批判的な発言をしたためだ。英『TalkTV』のインタビューを受けたロナウドはエリック・テン・ハーグ監督からリスペクトを感じられないと発言し、その後契約解除に至った。
新天地にはドイツのバイエルン・ミュンヘンやイングランドのチェルシー、古巣であるポルトガルのスポルティングCPと多くのクラブの名前が挙がったが、サウジアラビアのアル・ナスルで落ち着くことになりそうだ。
西『MARCA』によると、ロナウドはアル・ナスルのホームタウンであるリヤドに向かい、2030年までの契約に合意したという。内訳は選手として2年半プレイし、その後は2030年W杯中東開催の招致に向けて関わっていくようだ。
今後ロナウドが欧州のクラブでプレイしないのは残念なことだが、それは仕方ないのかもしれない。
雇うことになれば多額の年俸を支払う必要がある。それができるのはビッグクラブくらいなのだが、チームによってはロナウドをコントロールすることができず、チームに悪い空気が流れかねない。実際にユナイテッドではチームの輪を乱す行為をしており、すでに欧州のクラブでは手に負えない存在になってしまっている。
長年、ロナウドとリオネル・メッシの2人がサッカー界をけん引する構図となっていたが、それはすでに終わっていたのかもしれない。メッシはW杯を制し、ロナウドはサウジアラビアへ向かうことになる。