代表の舞台ではまだ真価を発揮できていないデ・リフト photo/Getty Images
ティンバーにポジションを奪われた
2018-19シーズンのチャンピオンズリーグでベスト4に入ったアヤックスからは、多くの逸材がビッグクラブへ羽ばたいた。中でも目玉選手となったのがバルセロナへ移籍したMFフレンキー・デ・ヨングとユヴェントスへ移籍したDFマタイス・デ・リフトだ。
2人はオランダサッカー界の未来として大きな期待を背負っており、オランダ代表は昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会でもベスト8と一定の結果を残した。
ただ、気になるのはデ・リフトの序列だ。今回のワールドカップではグループステージ初戦こそ先発したが、その後はアヤックスのユリエン・ティンバーにスタメンを奪われてしまった。オレンジ軍団で絶対の1番手とはなっていないのだ。
2019年にユヴェントスへ7500万ユーロ、その3年後にはバイエルンへ6700万ユーロで移籍するなど、デ・リフトを巡っては高額な移籍金が動いている。ビッグクラブが関心を示してきた逸材なのは確かだが、移籍金に見合うパフォーマンスを見せられているだろうか。
カタール大会でのオランダ代表はネイサン・アケ、フィルジル・ファン・ダイク、ティンバーの3人が3バックを形成する機会が多く、デ・リフトやインテルのステファン・デ・フライはベンチだった。もちろん監督のルイ・ファン・ハールの好みの問題もあり、3バックの両脇はデ・リフトより機動力のあるティンバーの方が向いていたかもしれない。監督とシステムが代わることでデ・リフトの序列が上がる可能性は十分に考えられる。
しかしEURO2020のベスト16・チェコ戦では55分にレッドカードを受けて退場してしまい、チームも0-2で敗れるなど代表戦で苦い思いをしてきたのは事実だ。今回のカタール大会も納得のいくものとはならなかったはずで、まだデ・リフトは代表の舞台でワールドクラスと証明できていない。
次の舞台はEURO2024となるが、次こそデ・リフトはオランダ最終ラインの主役となれるだろうか。

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