W杯のタイトルは久々に南米へと渡った photo/Getty Images
MLSの台頭もあって気になる人気低下の恐れ
アルゼンチン代表の優勝で幕を閉じたFIFAワールドカップ・カタール大会。2002年の日韓大会以来となる南米勢の優勝となり、アルゼンチンは歓喜に包まれた。
ただ、その一方で米『ESPN』が注目したのが南米のリーグ事情だ。今に始まったことではないが、今回のアルゼンチン代表で南米クラブ所属は控えGKだったフランコ・アルマーニ(リーベル・プレート)1人のみ。基本は欧州組で構成されている。
大会を通しても南米のクラブに所属する選手でゴールを決めたのは2人しかいない。ウルグアイ代表のジョルジアン・デ・アラスカエタ(フラメンゴ/ブラジル)とコスタリカ代表のファン・パプロ・バルガス(ミジョナリオスFC/コロンビア)だ。
多くのプレイヤーが欧州のクラブでプレイしており、最近は2024年にレアル・マドリードへ向かうことが内定した16歳のブラジル人FWエンドリック(パルメイラス)など、かなり早い段階から欧州のクラブが南米のタレントに手を伸ばしてきている。同じレアルではFWヴィニシウス・ジュニオールもそうだが、20歳を迎える前に欧州へ出て行ってしまうケースも珍しいものではない。
加えて今回のアルゼンチンにはアメリカ・MLSのアトランタ・ユナイテッドに所属するFWティアゴ・アルマダがメンバーに名を連ねており、同メディアは南米リーグの人気低下に繋がらないか不安視している。アルマダのようにMLSも行き先の1つとなりつつあり、南米のタレントを狙ってくるのは欧州クラブに限ったことではない。
アーセナルで活躍する21歳のブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリも、ブラジルではほとんどプレイしていない。2019年にアーセナルへ向かうことになり、ブラジルのサッカーファンからしても馴染みのない選手とも言える。
今後も欧州クラブによる南米産タレントの引き抜きは活発になっていくと予想でき、南米のリーグをどう盛り上げていくかは1つの課題となるかもしれない。

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