年明け以降のレアルは守備が安定しない photo/Getty Images
昨季のCL王者に異変
19日に行われたスペイン国王杯・ベスト16でビジャレアルと対戦したレアル・マドリードは、先に2点を奪われる苦しい展開ながら後半の3ゴールで3-2と逆転勝利を収めた。
後半の粘りは見事だったが、スマートな試合運びでなかったのは確かだ。
レアル専門メディア『The Real Champs』もいくつか問題を抱えていると取り上げているが、まずはセンターバックコンビだ。本来ならば左のセンターバックにはダビド・アラバが入るのだが、現在のアラバは負傷離脱している。代わりにエデル・ミリトンとアントニオ・リュディガーがコンビを組んでいるが、右利きの彼らが左のセンターバックでアラバと同じ働きをこなすのは難しい。
同メディアも2人のタイプが似ている部分を気にしており、ビルドアップのことも考えればアラバは欠かせない。
最終ラインではサイドバックの問題も続いている。長らく不動の右サイドバックだったダニエル・カルバハルに衰えを指摘する声が出ており、昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会で三笘薫にぶち抜かれたシーンも記憶に新しい。今のカルバハルを世界トップクラスと表現すべきかは微妙なところで、後継者の確保が求められている。
さらなる問題はアンカーだ。カゼミロが退団してからはオーレリアン・チュアメニが上手く穴を埋めてきたが、チュアメニへの負担が想像以上に大きい。チュアメニの代わりを務める選手が少なく、カゼミロ在籍時と同様にアンカーはレアルの生命線だ。チュアメニが離脱すると中盤の守備が脆くなる。
チュアメニの場合はフランス代表の主軸としてワールドカップ・カタール大会を戦っていたため、疲労の問題も気にかかる。
昨季はチャンピオンズリーグを制するなど、カルロ・アンチェロッティの下で充実した時を過ごしていたレアル。今季も安泰かと思われたが、年明けから守備の課題が目立つゲームが続いている。名将アンチェロッティはチームをどうまとめてくるのか。ワールドカップ参戦組の疲労回復も含め、これまでのシーズンとは異なる対応が求められている。

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