途中出場→40秒で一発退場したキーンについてアッレグリ監督が...の画像はこちら >>

電光石火の退場劇を演じてしまったキーン photo/Getty Images

「集中力を保ち続ける必要がある」

ユヴェントスはモウリーニョ監督不在のローマに0-1と敗北を喫し、セリエAでは5試合ぶりの黒星となった。

セリエA第25節が行われ、ユヴェントスはアウェイでローマと対戦した。

試合が動いたのは53分。CBジャンルカ・マンチーニがボックスの外から豪快なミドルシュートを決め、ローマが先制に成功する。

その後、1点を追いかける展開となったユヴェントスだが、89分にイタリア代表FWモイーズ・キーンが途中出場したわずか40秒後に、マンチーニを後ろから蹴り飛ばしてしまい、一発退場となってしまった。そのまま0-1と試合は終了し、ユヴェントスは後味の悪い形で試合を終えることとなった。
 
キーンはこの退場で、1990年12月9日にボローニャのFWジュゼッペ・ロレンツォ氏が記録した10秒、2015年12月6日のアタランタのMFジュリオ・ミリアッチョ氏の32秒に続く、セリエAで3番目の速さで退場した選手という不名誉な記録を樹立してしまった。

試合後、アッレグリ監督はそんなキーンとチームについて言及した。英メディア『Football Italia』が報じた。

「前半ですでに、ローマのライン間が少し緩み始めていたので、もっと攻めるべきだった。そして、いきなりあのゴールを許してしまった。これがサッカーであり、私たちは負けることとなった」

「今シーズンの勝ち点は50だ。難しい試合だった。世界が崩壊しているように感じるが、我々は再起することができる。
誰もが外野の話をしたがるが、今シーズンのユヴェントスのような状況を経験した者は、サッカーの歴史上1人もいない」

「キーンはミスを犯し、チームを困難な状況に追い込んでしまった。彼はその後、謝った。これはすべて学習だ。キーンは常に集中力を保ち続ける必要があるね。目標は上のチームに迫ることだ。今夜は勝ち点3を捨ててしまったが、ローマとの勝ち点差を9にすることもできたはずだ。サッカーでは、(内容が)結果にふさわしいかどうかは何の意味もない。勝てばそれに値するし、負ければどこかでミスをしたことになる」

キーンの退場などもあり、5試合ぶりの黒星となってしまったユヴェントス。CL圏内まで12ポイント差と難しい状況にあるが、CL出場権を獲得することができるのだろうか。

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