ベルギー代表を引っ張るデ・ブライネ photo/Getty Images
マルティネス政権では3バックが多かった
昨年のワールドカップ・カタール大会でグループステージ敗退に終わり、黄金世代に一つの区切りがついたベルギー代表。
エデン・アザール、トビー・アルデルヴァイレルトら一部の実力者が代表引退を表明し、同時に代表監督ロベルト・マルティネスも退任。
テデスコ政権では、まず24日にEURO2024予選でスウェーデン代表を3-0で撃破。さらに28日には親善試合でドイツ代表を3-2で撃破しており、上々のスタートだ。
1つの注目点に挙げられるのがシステムで、テデスコは4バックを選択している。前任のマルティネスは3バックを使用する機会が多く、ボランチの位置でアクセル・ヴィツェルとケビン・デ・ブライネが並ぶパターンが目立った。
しかしドイツ戦ではオレル・マンガラとアンドレ・オナナをボランチに並べ、デ・ブライネを1列上げていた。そのデ・ブライネにもゴールが生まれており、今後もデ・ブライネの攻撃性を高い位置で活かしていくべきだろう。
ベルギー『Soccernews』によると、デ・ブライネもテデスコ政権の始まりに手応えを口にしている。
「親善試合ではあるが、ドイツに勝つことは重要だった。若い選手たちがチームに新たなエネルギーを与えてくれている。システムも新しいものとなり、より高い位置でプレッシャーをかけられている。そのおかげでボールを素早く奪い返せるからね。
マルティネスは3バックにこだわっていたが、4バックも選択肢に入れていくべきだろう。デ・ブライネ、ロメル・ルカクといった黄金世代の選手もまだ残っており、狙うはEURO2024制覇だ。